BLOG

lifestyle blog
2022.2.3 私のつぶやき

練習に弱く試合に強いと言われていた現役時代

これは私がずいぶん前にコーチに言われた言葉です。

私が練習で走れていなかったのは事実です。
しかしその言葉を聞いて、「やっぱりわかってもらえてなかったんだ」と少し残念に思いました。
なぜなら、それは勝手なコーチの思い込みだったからです。

選手の立場として、当時の状況を今、本音で話すならば、
・まず練習に納得がいっていなかった(なぜ皆体調や状態が違うのに同じメニューをしないといけないのかがずっと疑問だった)
・その練習やっても自分にとっていい練習にはならないと思っていたが、違う練習をしたいというとわがままに思われてしまい言えなかった(なぜ私だけそれが認められるのかと、妬みや嫉妬にも繋がることを恐れていた)
・自分の体調は自分が一番わかっているのに、体調の良し悪しを聞かれることもなければ自分から言える雰囲気でもなかった(結果、貧血で走れなくなる)

「これでは疲労が抜けず試合で結果が出ない」
そう自分でもわかっていたので、とにかく試合で結果を出すために、いかに自分で加減しながらコンディションを整えるか、に必死でした。

そしてそれができるようになったのが、結婚し出産してからでした。
子育てとの両立のため、朝練習が一緒にできなかったり、本練習も監督と話し合いながら自分に任されるようになったことで納得のいく練習ができるようになり、結果的に独身時代よりも記録が出るようになりました。

今、コミュニケーションコーチの立場になって思うことは、指導者は、自分が思っているほど選手とコミュニケーションが取れていないのではないか?ということです。

指導者側がかなり意識をして、ようやく選手が「監督やコーチとしっかり話ができている」となるのではないでしょうか。

私も選手時代に思っていた「もっと話を聞いてほしい」という想い。
今の選手も同じように思っているのであれば、もっと選手と指導者が対話をすることで、よりパフォーマンスが上がるのは間違いないでしょう。

指導者の関わり方を選手が評価するツールもありますので、是非チームに取り入れていただけると嬉しいです。