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2021.8.1 スポーツコミュニケーション

常に自分で「考えさせる」ことの大切さ

箱根駅伝強豪校のある学生アスリートの記事を読みました。

それは、高校時代の失敗について触れていました。

その内容は、

「高校時代は練習メニューを出されて何も考えずただ走るだけだった。自分の中でこうしよう、ああしようというのは全くなく、主体的ではなかった。」

というものでした。

それが大学に入ると、監督から常に言われることが「考えて走りなさい」だったそうです。

やはりこれまで何も考えてこなかったのに、いきなり「考えろ」と言われてもすぐにできるものではありません。

もっと言うならば、「考えろ」と言われても、何について考えないといけないのかもわかりません。

指導者は、「ちゃんとしろ」「考えろ」「挨拶しろ」「集中しろ」といった抽象的な言葉をただ投げかけるのではなく、

特に「考えろ」については、どのような問いを投げかけたら選手は考えるのか?

その質問を指導者自身が考えたり、質問の引き出しを増やす必要があります。

指示命令は、せっかくの選手の考える力を止めてしまうことに。

質問で選手の可能性がどれほどまで引き出せるのか。楽しみですね!