夢や希望を持って新しいチームに加入する選手たち。
しかし、そこで待っていたのは、自分が夢見ていた世界とは全く真逆の世界。
「こんなはずじゃなかった」
このような事例を山ほど聞いてきました。
閉鎖的なスポーツ界における負の連鎖が止まりません。
体罰のニュースを見るたびにいたたまれない気持ちになります。
しかし、その一方で、周りを見渡せば、素晴らしい指導者が沢山いるのも事実です。
毎月開催している、スポーツ指導者向けのスポーツコミュニケーション研修では、そのような素晴らしい指導者が多く集まり、その空間の中で、指導者同士の有益な情報交換がなされています。
研修時も皆真剣そのもの。選手のことをものすごく考えている様子が伝わってきます。
そして毎回、素敵な指導者さんと出会うたびに、
「このような指導者さんから指導を受けた選手はきっと幸せだろうな」
と思うのです。
これからの選手の価値観は、「強いチームや学校に行く」から、「この指導者のもとでプレーしたい」に変化していくのではないでしょうか。
そして選手たちは、指導者の資質も見極めていくようになるでしょう。
指導者の資質。
それがどういう部分に表れるのか?
・見た目(身だしなみ、服装)
・態度、表情、立ち振る舞い
・使っている言葉
こればっかりは、日々の積み重ねが無意識に出てしまうため、隠そうと思っても隠しきれるものではありません。
このような、そこいるだけで存在感や何かしらの影響を与えていることを「プレゼンス」といいます。
プレゼンスを高めていくことは、指導者にとって必要不可欠な要素になっていきます。
プレゼンスを高めるために、何を日々意識していくか。
やれることは山のようにありそうですね。
指導者が選手を選んできた時代から、選手から指導者が選ばれる時代へ。
様々な競技スポーツにおいて、そのような時代はもう目の前まで来ていると思います。
そのために、私もチームのコミュニケーションコーチとして指導者を全力でバックアップし、
選手に選ばれる魅力的なチーム、選手が集まるチーム作りをサポートしていきたいと思います。
どうか未来に輝くアスリートたちが、これから沢山の素晴らしい指導者と巡り合えますように。
そして、素晴らしい指導者が世の中に溢れ、指導者の価値がますます高まりますように。