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2020.10.6 スポーツコミュニケーション

企業スポーツのあり方

元実業団選手のひとりとして、ここ最近思っていることを綴りますね。

私が日頃お伝えしているスポーツコミュニケーションは、スポーツを通じた、真の人財育成を目的としています。

心技体のあるスポーツ選手がインテリジェンスを備えると、スポーツで活躍し、スポーツを終えた後も社会で活躍できる。

そのための具体的なコミュニケーションの方法を、スポーツ指導者に情報提供しています。

今、企業で求められる人財とは、「主体性」のある人財。そのような人財に、更に体力があって、メンタルも強いとなれば、それは大きな価値のある人財として重宝されるのではないでしょうか。

つまり、スポーツ選手がインテリジェンスを備えたら、それは最強の人財!

そう私は考えています。

であれば、その企業が、「スポーツを通して選手のインテリジェンスを備える」といった人財育成を行えば、企業スポーツの価値はより高まるのではないでしょうか。

企業スポーツは「勝つ」ことはもちろん大事ですが、あまりに勝ちに拘りすぎては、負の連鎖による、企業イメージのダウンに繋がりかねません。

指導者は常に結果に対する重圧を抱えています。
極度な重圧が、手段を選ばない指導へと発展し、パワハラやモラハラなどのネガティブなニュースになってしまっては、一体何のための企業スポーツなのか理解に苦しみます。

選手は「モノ」ではなく、一人の人間です。

企業スポーツを通して、選手がスポーツで活躍し、引退しても会社で活躍できるように人として「育てる」

どうやって育てて結果を出すか。

そうなれば、企業は現場任せではなく、選手の獲得から、更には指導者の資質から見極めていくことになるのではないでしょうか。

そのような視点で企業スポーツのあり方が見直されれば、結果的に企業を守り、選手を守り、その育成が指導者自身の価値向上にも繋がり、皆が幸せで豊かな人生となるのではなると私は考えます。

スポーツを辞めてしまったら、何も価値がなくなる。。。

絶対そんなことはありません。

スポーツコミュニケーションとはどのようなものか。
少しでも関心を持っていただけると嬉しいです。