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2024.6.11 スポーツコミュニケーション

指導現場で使う質問の種類

プロコーチがコーチングでする質問と、一般的にされている質問では、大きく異なる点があります。

まず、質問には、for meの質問と、for youの質問。この2つに大きく分かれます。

for meは、自分のための質問で、for youは、相手のための質問です。

コーチングでは、相手に気づきを促していくので、for youの質問を多くします。

では、for meの質問ってどんな質問なのか。

スポーツの例では、監督が選手に
「ちゃんとご飯食べてるか」
「病院行ってきたか?」
や、また練習や試合では
「なんであの場面で攻めないんだ?」
「なぜそんなミスをするのか」
「なんで行けって言ったのに行かないんだ?」
など。

これは全部自分が知りたい質問です。

では、for youの質問とはどのような質問なのか。

例えば、
「誰のサポートがあるともっとうまくいきそう?」
「この結果で分かったことは何?」
「どんなステップを踏んだらもう少し楽に進める?」
「うまくいっていた時にあって今ないものって何?」
など。

これらは、自分では考えが及ばないことや見失っていることを自ら発見できるように手伝っている質問です。

指導現場ではどちらの質問も必要ですが、選手や子供たちの成長を促したいときは、for youの質問が有効です。

for youの質問、是非意識してみてくださいね。