昨夜はスポーツ指導者向けのコミュニケーション研修を実施しました。
現場指導の参考になるコミュニケーションの情報や具体的な方法をお伝えし、改善方法を理解いただけたようです。
その中で、ある指導者さんの「それをやるには勇気がいる!」という言葉に大きな気づきをいただきました。
やはり指導者さんにも勇気のいることがあることや、やってみることの不安を持っているということ。
それはそうですよね、みんな一人の人間ですから。
ただ、指導者さんのその気持ちは誰かにわかってもらえるものではありません。
指導者は選手に褒めることはあっても、自分が勇気を出してやってみたことに誰かが褒めてくれるわけでもありません。
そう考えると、指導者ってとても孤独な世界なのかもと思いました。
そんな時にやはり思うのが、コーチの存在。
私は自分にコーチを付けているので、仕事でチャレンジした時や頑張った時には褒めてくれる人がいます。
辛い時も話を聞いてくれるので、話した後はスッキリします。
自分の友達や親友に話を聞いてもらうのとは訳が違います。
コーチとはそんな存在です。
スポーツ指導者がイメージしているコーチとは、技術指導をしている人。
でも、私もコーチですが、私は技術指導をしていません。
コーチという職業で指導者のサポートやバックアップをしています。
なので、指導者一人ひとりの勇気に対しても、全力で承認したい。
昨日の指導者さんの言葉を聞いて、心からそう思いました。
今、既にコーチのコーチとしてスポーツ指導者のバックアップをしていますが、私自身が自分にコーチを付けていて救われているのと同じように、そのクライアントさんにとってもそういう存在でありたい。
夜の福岡空港を眺めながら、そう心を新たにした、研修の帰り道でした。