日曜劇場ドラマ「オールドルーキー」にハマっています!
1話からずっと自分の現役時代の時と重なることばかりで、当時の色んな思いが蘇ります。
私は30歳で現役を退きました。
正直、チームの中でも結果を出していたので、突然引退しないといけないことが全く受け入れられず、「どこかでまだやれる自分がいる」という主人公の気持ちが痛いほどわかるのです。
私は実業団ランナーでしたが会社員でもあったので、引退後はその企業に残って働き続けました。
しかし、当時は辛いことばかりで、それもドラマと重なりました。
私が苦しかったことを挙げてみます。
会社員の30歳というのは中堅の領域。
でも引退直後の私は、見た目は30歳だけど、中身はド新人。
競技を早くに引退した同僚は既に仕事で会社の戦力になっている。
同期入社した仲間とは、仕事の上で12年の差。この12年というブランクも私にはかなりきつかった。
大企業だからなのか?他部署の目が冷たかったのを覚えています。
「スポーツでこの会社に入ったんでしょ」
「他はいないの?(あなたとは話にならない的に)」
こんな対応をされると劣等感しか感じませんよね。
今はもう笑い話として話せますが、当時の私は、トイレで結構泣いてました(笑)
でも、ここを乗り切れたのは、やはりアスリートの経験があったからだと思います。
当時は「陸上しかやってこなかった」という考えだったけれど、今は違います。
大事なのは、「スポーツを通して自分は何を身に付けたのか?」です。
それが将来の大きな財産になることを私も後で知りました。
現役中は誰もが結果を出すことしか考えないでしょう。
実際、私もそうでした。
でも、現役の今だからこそ、将来にも生きる視点を提供したり、私のように引退後に苦しまずに済むよう、現役の間にしっかりアスリートをサポートをしたいです。
誰よりもアスリート側に立てる人間として。
オールドルーキー、来週も楽しみです!