スポーツコミュニケーションの実践において、選手の個性を活かすのに有効なツールの一つが、タイプ別コミュニケーションの診断です。
チェックシートで4つのタイプのどれに当てはまるかがわかります。
そのタイプとは、
・直進型
・促進型
・援助型
・分析型
と呼ばれるものです。
それぞれに特徴があり、効果的な褒め方、叱り方、モチベーションが上がる時、下がる時が、タイプによってまるで変ってきます。
また、そのタイプを知ることで、円滑なコミュニケーションによって選手の個性を活かしたり、その選手に合った役割を発揮しやすくなります。
例えば、私のタイプは援助型。サポータータイプと呼ばれるもので、皆の話を聞いたり、取りまとめたり、人を援助するのが得意なタイプです。
サポータータイプは、とにかくチームや仲間のことを第一に考えるので、サッカーで例えるならば、「自分がシュートを決める!」というタイプではなく、仲間がシュートを決めれるよう、懸命に守ったりアシストするようなタイプです。
自分がレギュラーに選ばれても、仲の良い選手が選ばれなかったら、そっちの選手の方が気になってしまうのも、サポータータイプの特徴です。
チームがまとまっていない時、とてもモチベーションが下がります。
ちなみに、「俺が全部シュートを決める!」というような選手は、恐らく直進型のタイプでしょう。
このように、選手一人ひとりのタイプを知ると、相手のタイプに合わせた声のかけや関わり方ができるようになります。
そのタイプを知らないまま関わるよりも知って関わったほうが、より選手の能力を引き出せそうではありませんか?
ちなみに、サポータータイプにはどのような声かけや関わり方が効果的で、どういった時にモチベーションが上がりそうに感じますか?
まだまだスポーツ現場で、このタイプ別コミュニケーションが活用されている事例はほとんどありません。
是非多くの方に知って活かしていただけると嬉しいです。