「選手の言語能力が結果に影響する」
これは実際にスポーツコミュニケーションを実践しているナショナルチームの指導者から挙がってきている共通の声です。
例えば練習後や合宿中のミーティングでは、指導者が一方的に話すのではなく、選手に問いを投げかけて、一緒に考える時間にします。
日常的に質問されて答えるという習慣がない選手たちは、当然最初は声に出したり答えることはできません。
しかし、回を重ねるごとに発言できるようになったりノートに書く量が増えたりと、言語化できるようになってきたというのです。
それと比例して結果にも繋がっているそうですが、なぜ言語能力が高まると結果が出るのでしょうか?
それは指導者から答えを教えてもらうよりも、問いを投げかけて、選手に考えさせて気づきを与えたほうが、選手の理解度が高まるからです。
実際にアスリートのパフォーマンスと言語能力との因果関係については研究がされています。
ちなみに、考えの質と問いの質はイコールです。
指導者の質問の質が高ければ、選手の思考の質も高まります。
選手自身がトレーニングで技術を高めているように、指導者はチームや選手の結果やパフォーマンスアップのために、質問の質を高めませんか?
スポーツコミュニケーションコーチは、このような質の高い質問の事例やツールを沢山持っており、指導者に提供したり一緒に考えたりしています。
選手の成長スピードが高まる、この質問の効果を是非感じていただけると嬉しいです。