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2021.6.8 スポーツコミュニケーション

練習の成果に差が付く!練習前後の効果的なコミュニケーション(練習前編)

スポーツコミュニケーションを実践している指導者の方にお伝えしている具体的な方法の一つに、
「BAR」「AAR」というスキルがあります。

BARとは、Before Action Reviewの略で、つまり、練習前に質問をするというものです。

この練習前にする質問は、どんな質問が効果的なのか。

練習前のあるあるミーティングというのは、

指導者「今日の練習は〇〇だ。力を抜かずちゃんと集中してしっかりやれよ。いいか、わかったか。」
選手「はい」

みたいな感じでしょうか。

これをBARに変えるとするならば、

「今日の練習は〇〇だけど、何を意識して取り組む?」
「具体的には?」
「その目標をクリアしたら、どんな力が付きそう?」
「君は今、何を(どこを、どのレベルを)目指してるんだっけ?」
「そうだよね。今日のそのチャレンジ、行ける?(できる?)」
「よし、行こう!」

この違い、おわかりでしょうか。

関わり方、選手の考える力、話す割合、責任、関係性など、色んな違いがありますが、

同じ練習メニューでも、指導者の声かけ一つで選手の吸収の仕方や、選手の意識、やる気、モチベーション、主体性は変わりそうではありませんか?

AARについてはまた!