最近、仕事の悩みを聞く機会が増え、上司・部下それぞれの立場で色んな悩みを抱えているようです。
今回は上司に対する部下の不満や悩みについて。
最終的に行き着くところは、上司に「理解してもらえない」こと。
具体的には、「話を聞いてもらえない」「一方的」「説明なく指示命令される」など。
中でも印象的だったのは、「管理職が威張っている。昇格した人までもが威張りだした」という話です。
この全てにおいて根本的な問題は「コミュニケーションの不具合」です。
昨今の体罰・パワハラ問題やデータ改善、隠蔽などの様々な不祥事も、「ミスコミュニケーション」から起こるものです。
先ほどの「上司が威張っている」という話においては、
昇格した人や管理職が偉いわけではありません。
社長が偉いわけでもなく、スポーツの世界においても、監督が偉いわけではありません。
真のリーダーは決して威張ることはしません。
むしろ謙虚です。
上司と部下は、責任と役割が違うだけで、関係性は「対等」です。
そこに気づかず威張ってばかりいると、部下の心は離れていくばかり。
部下の話を聞かないでいると、いつの間にか裸の王様状態に、、、。
一方的な指示命令は、部下を成長させるどころか、モチベーションを下げてしまいます。
モチベーションが下がれば、当然、生産性も下がってしまいます。
真のリーダーは、部下一人ひとりのことを知り、部下の個性を活かし、多様な力で組織を成長させること。
モチベーションを下げるのではなく、どうやったらモチベーションが上がるのか、そのためにどんな影響を与えるのか。そんな関わり方が部下を成長させ、組織の成長に繋がります。
そこにはやはり「対等」の関わり
そして上司のコミュニケーションスキルが欠かせませんね。