私がコミュニケーションコーチとしてスポーツチームに関わった時にできるサポートの一つに、「コミュニケーションのズレの解消」があります。
現場で指導をしていると、コミュニケーションのズレに気づきにくいと指導者は言います。
どういうことかというと、
例えば、ミーティングで指導者が話している時に、選手が「はい」と言ったり、話に頷いたりしていると、指導者は、『選手はわかった』と思ってしまいます。
でも、実際選手の心の内は納得いっていなかったり、理解が不十分だったり、聞いていなかったり、、、。
こういうことが起きると、間違いなくチーム内にコミュニケーションのズレが発生します。
選手はわかったつもりでいる。
選手は理解していると指導者が思い込む。
選手が20人いたら、20人分のズレが生じる、、、。
このズレこそが、チームのパフォーマンスを下げてしまうのです。
また、例えそういうコミュニケーションの知識を持っていてズレを理解していたとしても、ある指導者は
「現場で指導をしていると戦術や戦略に集中してしまい、視野が狭くなってしまう。また自分がそうなっていることにも気づけなくなる」
とも話します。
こんな時に客観的にその視点を与えたり見てくれる人がいると、指導者たちは助かるのではないでしょうか。
戦術や戦略は私は専門外なので関わりませんが、そんなサポートをしながらチームのパフォーマンスアップに貢献できればと思っています。