現在の活動を始めて、今月で丸4年が経ちます。
この4年間、研修を通して様々な質問集を多くの方にお配りしました。
その中でも、大好評なのが、「AARの質問集」です。
AARは、「アフターアクションレビュー」の略で、
プレーをした後や何かアクションを起こした後に質問をするという意味です。
それを現場で使えるツールとしてお配りしているのが、AARの質問集です。
先月も多くの指導者にこのAARの質問集をお渡ししましたが、アンケートの感想で圧倒的に多いのが、
「質問集、即実行します!」という声です。
私も初めてこの質問集を手にしたとき、
「これは強烈!この質問集は最強だ!!」と興奮したのを今でも覚えています。
実はこの質問集、スポーツ指導者だけでなく、学校の先生も、ビジネスでも、親子でも使えるのです!
私は研修でこの質問集を説明する際、親子の会話にアレンジして、そのやり取りをやってみせています。
そのやり取りを今回、一部ご紹介しますね。
ここでは、子どもがテストの結果が返ってきて親に報告する時のやり取りです。
英語のテストで80点を目指して、結果が65点だった時を想定しています。
まず、よくありがちなパターンが、
親「テストの結果どうだった?」
子「あー。65点やった、、、」
親「もっと勉強しなさい」
と、、、。
うちも昔はこうだったと思います(笑)
これを、質問集を使ったパターンで、質問集に沿って会話をすると、、、
親「テストの結果どうだった?」
子「あー。英語は65点やった、、、」
親「本当はどうしたかったの?」
子「80点超えたかった、、、」
親「どんな事意識してやったの?」
子「単語が苦手だったから単語をいっぱい覚えた」
親「やってみてどうだった?」
子「単語は解けたけど文章問題が全然ダメやった」
親「イメージとどこが違ってた?」
子「テストに出そうと思っていたところが全然出てなかった」
親「今度はどこに意識を向けたらいい?」
、、、
といった感じです。
これをやっていくと、質問をされる子どもに起きる、いいことが沢山あります。
これが質問の効果であり、AARの質問集が「効果的な質問」であることがわかります。
ちなみに、この質問集は、質問する順番も、その根拠や理由も明確です。
この質問集を手に入れることが目的でもいいのですが、質問をすると、相手にどんな効果があるのか?
その効果を是非研修で知っていただければと思っています。
あなたの、選手や子どもや部下などへの関わり方や、指導の幅が広がるきっかけになると嬉しいです。