「うちはコミュニケーションをちゃんと取っている」
そのような声を指導者からよく聞きますが、実はこの言葉、とても抽象的で曖昧ですよね。
では、「どれくらい？」と聞くとあなたはどう答えますか？
コーチオブコーチで指導者に関わる時、コミュニケーションの話題は常に具体的にしますし、数値化もします。
例えば、コミュニケーションの量や質の話題であれば、
「選手への声掛けの理想を100としたら、今の自分の声掛けはどれくらい？何が増えると更に100に近づく？」
「先月と比べてポジティブな言葉はどれくらい増えた？」
「A選手、B選手、Ｃ選手への声掛けの割合はどれくらい？」
「選手に〇〇の話をするタイミングはいつがベスト？練習前？後？」
「スタッフとのミーティングの頻度は？どれくらい増やしたらいい？回数は？」
などなど。
（まだまだ、まだまだ！実際に話す話題は山ほどあります）
「チームワーク」や「一体感」も同じことが言えます。
「チームワークがいい」「チームワークが悪い」だけだと成長度合いが見えませんし、検証もできません。
コミュニケーションは科学です。
常にスケールを当て、抽象的なものは具体的にします。
「チームワークを高めたい」
と思っている場合は、是非スケールを当ててみてくださいね。
せっかくなので、問いを用意します。
「ちなみに、今のあなたのチームのチームワークは、理想を100としたら、今どれくらいですか？」
「それはいつまでに100の状態に持っていきたいと思っていますか？」
「この1ヶ月でどれくらいアップさせたいですか？」
具体的に落とし込むと課題が見えてきますよ！