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2022.4.22 私のつぶやき

サッカー強豪校でのコーチ暴行問題

来月、県外の教育機関で実施する、体罰防止に向けた研修の準備をしている矢先のニュースでした。

サッカー部のコーチが生徒に殴ったり蹴ったりしている動画が拡散されていることを、私はSNSで知りました。

この動画を見た人たちは、色んな捉え方をしているのではないでしょうか。

「今どきまだこんな指導をしている人がいるのか」
「動画を投稿した生徒は犯人捜しをされていないか」
「学校の隠ぺい体質を疑う」
「サッカー全体の印象が悪くなる」
「子どもにスポーツをさせるとこんな目に遭うのか心配」

などなど。
色んな立場の人がいて、その立場でモノを言ったり思ったりしているのではないでしょうか。

では、私の場合。
まず、個人的な見方はどうだったかというと、Twitterでもつぶやきましたが、
「企業はスピークアップ制度が導入され、被害者が言いやすい環境整備が進んでいるように、学校でも生徒がSOSを出しやすい環境整備が必要では」と思いました。

これは、元アスリートとして、選手を守りたいと思う立場、親としての立場、会社員として、ハラスメントが激減した経験をしている立場、スポーツ界をより良くしたいと思う、スポーツの仕事に関わっている立場など、色んな立場が入っています。

そして、今のお仕事の立場でお伝えするならば、、、
私はコーチなので、冷静に、客観的に物事を見ます。
事実は何か?まず事実を確認します。
そして未来に目を向けます。

もし、その学校が問題を解決したいという依頼が来たならば、
・監督、コーチ、生徒、チーム、そして学校が目指している姿の確認
・その目指す姿に対して、現状を把握する
・事実の確認する
そしてこのような問いを投げかけるでしょう。
・その問題をつくり出している要因は何か?
・その要因に対して、何をどう書き換えたり増やしたり変えると結果はより良くなるのか?

研修の準備段階においては考えていなかったことですが、急遽内容を見直し、研修では事例を盛り込みながら、現場で指導する先生方と一緒になって考えたほうがいいのだろうか?

そう考えるようになりました。

そもそも、スポーツコミュニケーションは、体罰と真逆の、今の時代に合った指導法です。
研修では体罰というネガティブな部分にスポットを当てるよりも、より良くするための新たな知識と情報の提供の場にしようと思っていたのですが、、、
さぁ、どうしましょうか!!

兎にも角にも、教育委員会様を始め、研修に参加される先生方にも喜んでいただける研修になるよう、しっかり準備したいと思います。