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2022.2.6 スポーツコミュニケーション

偏りのない選手とのコミュニケーション

例えば、チームに10人選手がいたとして、よく声をかけている人が主力の5人に偏っているとします。
そうなると、あまり声をかけられていない選手はどう感じるでしょう?

「あの人ばかりに声かけている」
「私には何も聞いてこない」
「今日は話しかけられていない」
「いつもあの人ばかり見ていて私のことは見てくれていない」

など、指導者に対する不満が出てくるかもしれません。

私は女子チームに所属していましたが、女性同士の嫉妬や妬みはしょっちゅうでした。

そこにエネルギーが奪われてしまっているのは勿体ないですよね。

でも、指導者が思っている以上に、選手はとても敏感なのです。

世界で活躍しているグッドリーダー達は、レギュラー選手にコミュニケーションが偏ることを懸念して、ベンチの選手やレギュラー以外の選手により声をかけることを意識していると言います。

スポーツコミュニケーションを実践している、ある女子チームの指導者も、選手とのコミュニケーションでは以下のことを意識していると話していました。

それは、
・必ず全員に声をかける
・公平に話しかけるよう意識する
・マンツーマンで話す時は皆が見えるところで話す

特に、他の選手が見ていないところで呼び出したり、見えないところで話していると、
「何であの人だけ呼ばれているの?」
と、変な誤解を与えたり勘違いをされてしまうそうで、そうならないように気を付けているとのことでした。

妬み、嫉妬、不公平、誤解
これらは全てちょっとしたコミュニケーションのズレからくるものです。

選手が何か気がかりを感じながらプレーするのと、気がかりのない状態でプレーするのでは、集中度もパフォーマンスも変わりそうですね。