私はスポーツコミュニケーションアドバイザーなので、コミュニケーションのことで相手がアドバイスを求めている時はもちろんアドバイスをします。
ただ、「どうしたらいいか?」という相手の悩みを解決する際は、できるだけアドバイスしないよう心がけています。
それはなぜか?
そもそもアドバイスとは、できる人が、自分ができることを言っています。でも、その人ができたからと言って、相手が同じようにできるとは限りません。
できるできないは、相手のタイプにもよります。
そして、アドバイスする人とされる人では、それぞれが見えているものや情報も違います。
なので、私が普段意識していることは、できる限り問いを投げかけたり、事例を提示することです。
「こうしたらこうなった」
「私がやったのは〇〇〇」
「この人のこんな事例がありますよ」
といった感じでしょうか。
どうでしょう。
「こうしたらいいよ」
「もっとこうやったほうがいいよ」
「そういう時はこうしなよ」
と言われるのと、ちょっと受け取り方が変わりませんか?