質問が選手の考える力や主体性を高めるのに有効であることは、既に多くの指導者から理解されるようになりました。
しかし、ただやみくもに質問すればよいというものではありません。
「質問しても選手がうまく答えられない」
という声もよく聞きますが、これは、質問の質がよくないこともその要因の一つであることが考えられます。
いきなり「どうすればよいと思う?」や「なぜそうなってしまったのか?」と聞いてもやはり選手は答えられません。
そもそも、これまで「こうしろ、ああしろ」と答えを与えられたり、一方的な指導を受けていたいたのであれば、考えることや自分の意見を言う機会もなかったでしょうから、当然質問慣れをしていません。
選手に問いかける時のポイントは、
「何をしようとした?」「どこを見ていた?」「誰にパスしようと思った?」など、具体的で答えやすい質問を投げかけることです。です。
まずは、やった事実を聞いたり、これなら返せるといった小さな質問を。
小さく問いかけて、返してもらい、また問いかけて返してもらう。
この繰り返しができれば、指導者のコーチング力も高まるし、子どもたちの考える力や発言力、言葉に表す力も備わってきそうではありませんか?
指導者と選手が共に成長できる環境があるなんて、最高ですね!
是非実践してみてくださいね。