本日、スポーツコーチング基礎講座を行い、改めてチャンクダウン思考の有効性を再確認したところです。
達成したいゴールがあった時に、そのゴールに向けていきなり行動に移すのではなく、まず考える。
何を考えるのかというと、
【そのゴールを達成するために必要な要素は何か?】
ということ。
チャンクとは、塊のこと。
例えば、「〇〇大会で優勝する!」をゴールとしたときに、『〇〇大会で優勝する!』という大きな塊(ビッグチャンク)を小さく小さく要素分解していくのです。
まずビッグチャンクをある程度の塊(ミドルチャンク)に分解します。
『〇〇大会で優勝する』には何が必要か?それはどんな要素でできているのか?
・フィジカルは必要か?(フィジカルの強さはゴール達成に影響するか?)
・メンタルはどうか?
・知識は?
・経験も必要?
・スキルやテクニックはどうか?
これら「フィジカル」「知識」「経験」「スキル」「テクニック」などがミドルチャンクになっていきます。
そしてこのミドルチャンクをさらに小さく分解していきます。(スモールチャンク)
例えば、ミドルチャンクで挙げた『フィジカル』。
フィジカルは、具体的にどんな要素で構成されているか?
・瞬発力は入る?
・持久力はどうか?
・柔軟性は?
・筋力は?
これら「瞬発力」「持久力」「柔軟性」「筋力」などがスモールチャンクに入ります。
そして最後に、それらを高めるために具体的にどんなトレーニングをやるか?を【To Do】にすればよいのです。
つまり、例えば
「3か月で5kg痩せる!」とゴールを決めて「毎日60分走る!」といった、いきなり【To Do】にはしない、ということがポイントです。
これらの要素は、競技関係なく共通することもあれば、そうでないこともあります。また同じ競技や同じチーム内でも、ポジションによって一人ひとりに求められる要素は変わってくるでしょう。
大谷翔平選手の目標達成シートは有名ですが、まさしく彼は、高校時代から取り入れているこのチャンクダウン思考が、今のプレーに繋がっていると言えるでしょう。
どのスポーツでも、この考え方で目指すゴールをチャンクダウンしていけば、確実に、そして効率的にゴールに近づけるはずです。
詳しいやり方や方法は、基礎講座でお伝えしたり一緒に作るワークもやっています。
今回受講した指導者さんも、チームで取り入れてみたいと話していました。
ご興味あれば、是非受講をお待ちしています!