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2021.1.26 スポーツコミュニケーション

指導者の言葉の影響力

指導者の言葉の影響力はとても大きい。
箱根駅伝では、監督車からの指導者の声かけ「男だろ」が話題になっていましたが、それが記事になると、その言葉だけが切り取られてしまうので、その影響力はなお大きい。

スポーツコミュニケーションでは、言葉の言い換え集というツールを持っていたり、競技別に指導者と一緒に言葉を考えたりします。

例えば、
「男だろ」の言葉一つ取っても、もっと良い言い方はないだろうか?
「勝て!」ではなく、もっと有効な言葉はないだろうか?と。

メジャーリーグのコーチというのは、億単位の年収をもらうプロ選手の指導をしているわけで、そのプロの選手たちが技術を磨いているのと同じように、コーチたちは言葉を一生懸命磨いていると言います。

もちろん、一人ひとりへの声かけの言葉はそれぞれ違うでしょう。
ただ、指導者が使っている言葉は、選手にそのまま伝染します。
選手は、指導者から言われた言葉、聞いてきた言葉をそのまま使います。

指導者が「勝て」を強調すれば「勝て」という言葉を、「感謝」「リスペクト」という言葉を使っていれば、その言葉を選手も発します。

指導者の言葉が変われば、日本のスポーツ界に革命が起きる。私はそう思っています。

言葉磨きに情熱をかける指導者さんがいたら是非お会いしたいですし、そのような指導者さんが世の中で溢れることを心から願っています。