11月と12月のスポーツコミュニケーションBASIC1研修は、バレーボール指導者が参加されました。
バレーボールは、ラグビーやサッカー、バスケットボールのように同じチームスポーツではありますが、バレーボールは「プレーが始まったらボールを止めることができない」というのが他競技とは違う特徴だと言います。
確かに、サッカーやバスケットボールは、仲間のポジションや相手の状況を見ながら一旦ボールを止めたり攻撃し直したりすることができますが、バレーボールはそういうわけにはいきません。
お話を聞いて「なるほど!」と思いました。
しかも展開が早いため、瞬時に状況判断したり考えてプレーしないといけません。コート内では仲間同士の阿吽の呼吸が求められ、だからこそ「コミュニケーションに不具合があるとプレーにもろに影響する、それがバレーボールなんだ」と語ってくれたのがとても印象的でした。
研修には、これまでも多くのバレーボール指導者が参加していましたが、バレーボール指導者が口をそろえて話しているのが、「バレーボール界は遅れている」
これはとても意外でした。
指導者自らがそう話してくるのですから。
自分たちが選手の時は、昭和の時代のような指導で、ミスしたら罰は当たり前だったと。しかも、「しごき」は未だに残っていると。もう、恐怖ですよね。
「遅れている」というのは、未だに恐怖感しかないような昭和の指導が続いているということだと思いますが、だからこそ、選手の立場から指導者に回った今、体罰とは真逆の指導を目指し、このような研修に参加したり情報収集に励んでいるのでしょう。
指導者が熱心に学ぶ姿は、間違いなくスポーツ界の明るい未来に繋がります。
体罰された経験のない選手が、大人になって、指導者になって体罰をすることはまずないでしょう。
指導の仕方は、自分が経験したもの、見てきたものを真似することから始まります。
体罰指導をして勝ったり強くなると、残念ながらそれが成功事例となり、負の連鎖が続きます。
研修では、最新の科学的なコミュニケーションの情報を提供しています。
研修の内容で特に反響が大きいのは、「関係性の構築」についての話です。
毎月開催していますので、是非お越しくださいね。
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スポーツコミュニケーションBASIC1研修