先日、北九州市立の小学校で職員向けのコーチング研修を2回に分けて実施。
初回はコーチング基礎的実践理論、2回目はコミュニケーションの自己分析を行いました。
このコロナ禍において、今こそコーチングや真のチーム力について、学びと実践を学校現場に求める校長先生、そしてその想いが既に全職員へ浸透されていると感じられるほどの、先生方の圧倒的な意識の高さと熱心さに胸を打たれました。
今回は先生方に研修の感想をいただきましたので、一部ご紹介いたします。
<校長先生>
本校では「学校は子どもが主役。授業は子どものためのもの」という共通認識のもと、「傾聴・共感・受容」を大切にした日々の教育活動に努めており、今の時代に合うコミュニケーションを全教職員が共通理解し、その考え方を獲得、実践することができるように、「コーチング」にその方向性を求めました。
コーチングの「引き出す」という視点を入れることにより、「0→1」を生み出す、与えるのではなく、その人が元々もっているが見えない「1」を「引き出す」指導へと転換したいと考えています。
この度の研修で、多くの職員が興味を示したのは質の高い関係づくりの重要性です。お互いを尊重し合い、対話し続けることは人と人との関係性の質を高めることになり、結果の質を高めることへと直結しています。このことをこれからも意識して、本校の教育活動に生かしてまいります。
<K先生>
今年度、中学校から小学校へ異動しました。一番変化を感じたのは、子どもたちの自分の言動に対する反応です。しゃべり方や態度に気をつけなければと思っていた自分にとって、とてもタイムリーな内容で勉強になりました。特に、子どもに7割話をさせるという点は、ついついしゃべりすぎてしまう自分にとって明確な指標となりました。弱点は伸びしろと捉え、自分自身の成長に活かしていきたいと思います。
<T先生>
今回の研修で、普段の子どもとの関わり方を見直すことができました。今後の指導において最も気を付けていきたいのは、子どもと話すときの表情・姿勢・態度です。子ども達が、「やった!またがんばるぞ!」と思えるような声掛けを笑顔でしていきたいと思います。また、教師として、子どもの一番の模範になれるように心掛けていきたいです。
<F先生>
前回の研修で、「対話」が重要であることを再確認しました。コロナ禍において、子ども同士の対話が減っているように感じていたので、9月以降、対話を多く取り入れるように意識してきました。その子のやる気・元気を『より高める』声掛けをするためには、子ども理解が重要です。子どもとの対話も続けていきたいと感じました。
学校現場にコーチングを取り入れることで、子ども達はもちろん、その子どもの親御さん、ご家族、そして先生方の明るい未来に繋がることを心から願っています。
先生方、ありがとうございました。素晴らしい先生方とのご縁に感謝です。